一番好きな読書環境は、移動中クラッシックを聴きながら読む事です。(はいれるからでしょうか…?)
作中の中で奏でられるメロディが気になり、どんな音色なのだろうという事と、メロディが先に浮かんでから執筆されたのか、執筆中に浮かんできたのか、どんなタイミングで書き出されるのだろうなどと、めぐらせながら拝読いたしました。
前半は距離を縮めていくように割とスローなペースで展開が進んだように、後半は馬の駆けるスピードに合わせて一気に疾走したように感じました。(全然間違ってたらすみません!)馬にハマる事はなんとなく想像できたのですが、男女のそれともリンクしているものとは想像つきませんでした。
もし、どなたかが演じるとしたらどんな女優さんがあうかしら…なんて考えるのもまた楽しみですね、
私の馬 / My Horse
新潮社刊 2024年
2024年9月発売

Outline
造船所で事務員として働く瀬戸口優子は、通勤途中の国道で、馬運車から逃げ出した元競走馬と運命的な出会いを果たす。「彼」の名はストラーダ。街のはずれにある乗馬クラブで彼に跨った優子は、誰よりも「彼」と心を通わせる感覚を味わい、その馬にのめり込んでいく。
言葉が氾濫する現代の本質を問い、わかりあえない人間たちの魂の悲喜劇をサスペンスフルに炙り出す、疾走エンタテインメント。
Impressions



温もりある大きな存在に感情が奪われること、気持ちが偶然なのか重なってしまうかの様なこと、それを所有したい想い、、依存、、なんと言っていいか分かりませんが、自分の身にも起こりそうで、いや、起こったことがありそうで、優子を馬鹿だとか浅はかだとか、笑えませんでした。
恐々と少しづつ読み終えました。


